勃起不全と喫煙の関係
たばこによる体への影響は大きいことは誰もが知っていることでしょう。
たばこに含まれているニコチンには約250種類もの有害物質が含まれていると言われています。
この影響による疾患は、肺がんや慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患が多いように思われますが、それだけではありません。
勃起不全を招く恐れもあり、実に勃起不全の患者のうち8割以上が喫煙者であるという報告も
あります。
勃起のメカニズムは、陰茎海綿体を貫いている動脈に流入する血液が満たされていることに
より起こります。
しかし、喫煙してニコチンを体内に取り込むことで、血管が萎み、
血流が悪くなることで結果勃起も不完全になってしまうという訳です。
しかも、血管拡張作用のあるED治療薬の効果も、タバコを吸うことで血管収縮萎してしまうので、
効果は感じられず、薬の意味をなくしてしまいます。
また、喫煙によって精子の数や運動性のいい精子が減り、
さらに酸化ストレスで精子のDNAが損傷するおそれもあり、
男性不妊症の原因にもなりかねません。
禁煙することは、こういった症状が改善されるだけでなく、体全体の健康を取り戻すことができるのです。