ED治療薬 バイアグラ

勃起不全と糖尿病の関係

糖尿病は、血管や神経などに障害が起こるため、陰茎内への血液の流れが抑えられることにより
性行為時に脳が興奮しても陰茎が反応しない勃起障害を起こしてしまいます。
糖尿病は生活習慣病の中でも勃起不全の起こる割合が高く、調査によってやや差がありますが、
糖尿病男性の3人に1人に性機能障害があるといわれています。
しかし、実際に治療を受けている人はずっと少ないのが現状ですので、
もっと多くの糖尿病患者が勃起不全の悩みを抱えているのかもしれません。

 

勃起とはそもそも、性的刺激が脳からの信号により神経を介して陰茎に伝わると、
陰茎海綿体の動脈が拡張し陰茎部分に大量の血液が流れ込む事で起こる現象です。
その血管が何かしらの原因で傷められることで陰茎部分の血液の流れが妨げられ、
勃起力の低下につながります。

 

糖尿病も血管に障害を及ぼす為、血液を十分に送り込むことができなくなるのです。
そしてこの糖尿病と勃起不全の関係は、身体的な問題だけではなく、
実は心理的な面でも影響していると言われています。
糖尿病の患者自身が勃起障害になってしまうという思い込みが不安材料となったり、
糖尿病であることが精神的負担になれば勃起不全の心的要因となってしまうことも少なくありません。
治療の第一選択肢としてバイアグラなどのED治療薬を使用し、
勃起不全を改善することが可能な場合もあります。

 

勃起不全は動脈硬化の初期段階である血管内皮障害のサインと捉えられます。
早期動脈硬化のサインである勃起不全を見逃さず、安易に考えて放置しないで、
早めに受診することが大切でしょう。
また糖尿病を引き起こさないように、日ごろから規則正しい生活習慣を身につけると良いでしょう。